【人の上手な叱り方】と【やってはいけない叱り方】

2020/2/8 更新

こんにちは。ひかるです。
仕事やアルバイト、若い方なら部活動なども続けていると人を指導する立場になったりしますよね。後輩が出来る、新人教育を任される、仕事を一緒にするチームメイト等々。

 一緒に業務を行なったり、一つの目標に向かって進んでいく場合はそれぞれ能力や技術、レベルは人それぞれです。それでも仲間や後輩、新人がミスをしたり、改善してもらわないと困る事があったりする場面が沢山あります。そんな時は助言したり、叱って(注意して)改善してもらわなければいけません。

 でも、これってめちゃくちゃ難しいですよね。「叱り方」ってほとんどの人が教えてもらった事が無いはずです。

 私がこれまで経験してきた中、また見てきた中では「あ~、その叱り方だと改善は出来ないなぁ」と思う場面がとても多くありました。

 それで今回は、私が案内係の教育担当として経験してきた事から、「人の上手な叱り方」についてお伝えしようと思います。

「叱り方」を教えてもらってこなかった

私がこれまで見かけてきた多くの方が行っている叱り方だと大抵の場合…叱られた側はまた同じ失敗を繰り返しています。こうなると、もう悪循環に落ちってしまいます。

叱った側は相手が改善できていない事にいら立ってまた同じ叱り方をしてしまいますし、叱られた側は同じように叱られるだけなので同じことを繰り返す。
二人の関係もギスギスしてしまって全く良い方向に向かえなくなってしまいました。

叱っても(注意しても)新人や若手、後輩がなかなかスキルが上がらない…こんな経験があなたもあるかもしれません。

もちろん努力しない新人さんなどもいますが、叱る側の「叱り方」にも改善する点がある場合が多いんです。

これは記事を見てくださっているあなただけでなくほとんどの人に当てはまる事なんですけどね…

これは私が思うに多くの人が間違った叱り方をしていると思うんです。
でもこれは仕方がないと思うんですよね。私たち、「叱り方」を教えてもらう事なんてなかったんですから…「叱り方」について考える人も多く無い気がします。

「上手な叱り方」と「やってはいけない叱り方」

改めて、「上手に叱る」考えてみましょう。
多くの人が陥りやすい形と、「上手な叱り方」を比較するとこんな感じになると思います。

  • ・感情的にできていない事を指摘する
      →落ち着いて物事を整理して一緒に考える
  • ミスしたことの指摘と助言に終始する
      →どこでミスをしたかを考慮し、出来ている部分は褒める
  • どうするべきだったかを伝える
      →どうするべきだったかを自分で導き出せるように考えさせる
  • ため息をつく
      →ため息をつかない
  • 「次は気を付ける様に」で終わる
      →改善の目標を決めて上昇思考を持てるようにして終る
  • 厳しい口調で終始する
      →落ち着いて一緒に改善する事を目指す仲間だという意識をもつ

感情的にできていないことを指摘する
 よく見かける光景かもしれません。
「何でこんな事したの!」「ちゃんと教えたはずでしょ?」「〇〇するようにっていったでしょ!」急ぎの仕事での失敗や繰り返しミスをしていたりすると…気持ちもわからないでもないのですが、最初に厳しい言葉と感情的な言葉が飛び出すと聞いている側はほぼ、無意識のうちに能が自己防衛に入ってしまい、その後の会話を適切に考えたり処理したりすることが難しくなってしまいます。

なので、起きてしまった事は元に戻らないので落ち着いて、一緒に考える必要があります。

ミスしたことの指摘と助言に終始する
 一方的にダメ出しをされると指摘された方は「そんな事は分かってます!」と心の中で反発するパターンと「あー、もう…早く終わらないかな」と殻に閉じこもってしまうパターンに分かれます。

これを回避しなければミスや失敗をした人は次も同じミスを繰り返す可能性が高くなります。ミスをしたのはどこか、どんな場面でそれを行なったのか、間違えたのはその部分だけなのかを順を追って一緒に考慮してみることが必要です。

「叱る」という状況は相手が怒られている、という感覚ではなく、改善のためのミーティングなんだ!という感覚の場にしなければいけないんです。

そして、出来ている部分については是非褒めてください。
ミスを犯した部分はしっかりと指摘しなければいけませんがそこが強調され、相手がしっかり認識できる様にするためには褒める点の比率を多くしてみてください。

「この部分は間違ってないね、ちゃんとできてる」「この対応はむしろ良かったよね」と言った具合に全てがダメだったわけでは無い事を意識してもらうと自分のミスを認めやすくなり、改善するべき点を努力しやすくなります。

どうするべきだったかを伝える
意外に思われるかもしれませんが…叱る側がすぐに「どうするべきだったかを伝える」と失敗した側は同じことを繰り返す人が多いんです。

なぜでしょう…自分で思考していないからなんです。

叱られている最中はそのミスの事、または叱られている状況から早く逃れたい思いで頭がいっぱいになりがちです。

ですから叱る側が改善するべき点をすぐに述べてしまうと、ほとんどの場合は失敗した側の頭には入っていません…残念ですが…それを避けるためには良い会話を続けながら「本当ならどうするべきだったと思う?」「どうすれば失敗しなかったかわかる?」と自分で答えを出してもらう様に促す事が大切です。

もし、「わからない」(答えに至らない)とか「どうしたらいいんでしょう」(すぐ答えを欲しがる)とか「すみません」(思考停止)となった場合もはやりすぐに答えを言ってしまうのではなく、一緒に答えを導き出せるように話し合う事が大切です。

この手順を踏めば十中八九、最後は二人とも笑顔、とまではいかなくてもポジティブな気持ちで仕事に戻れるはずです。

自分が改善するべき点、目標を持てる点がはっきりすると今後のモチベーションが上がり同じミスをする可能性は低くなります。
二人の信頼関係も強くなり一層チームとしての力が高まります。

ため息をつく
これは…正直…問題外だと思っています。言葉でなじられる以上に聞いている側はこたえます…いたたまれなくなって思考停止する可能性が高まります。是非、精神的に「敵対する立場」を演出してしまう行為は絶対に避けたいところです。

「次は気を付ける様に」で終わる
 このパターンで叱る方も多いのですが、できれば普通に戻る以上の目標を決めたい所です。
 せっかく時間を取って、とても疲労がかさむ「叱る」という場を設けているのですから、標準値に戻るを目標にするのはもったいない… 相手がこれを機にぐぐぐっと成長してくれるなら大変ありがたい限りです。

次は同じミスをしない、よりもさらに上を目指すようにしたいですね。

「このミスは更に上を目指して取り戻そう」とか、「挽回するにはお互いこの機会を成長の場にしよう」と言った雰囲気を作り、ワンランク上を目指す事を意識してもらえると最高ですね。

相手もミスをして後悔をしているはずですので、汚名返上ではなく、名誉挽回する機会を目指す方がよりポジティブで上昇思考に繋がります。
ぜひ、叱咤激励して上を目指してもらいましょう。

厳しい口調で終始する
 時には厳しい口調で指摘する事も大切ですが、叱る時間が終わる時にも厳しい口調で終わる事は出来るだけ避けた方が良い気がします。

助言や改善を話し合った終わりには、できれば共に笑顔で「さぁ、頑張るぞ!」というポジティブな気持ちで終える事が出来るのが最善だと思います。

相手が助言・改善点を受け入れやすい状況を作る事が一番の目的ですので、バランスをとって温和な口調と厳しい口調を使い分けることが大切です。

とはいえ、叱っている間にめちゃくちゃ優しい口調と厳しい口調が入り乱れるとおかしな空気になりますよね。

大切なのは感情面では落ち着きつつも、最初のうちは厳しい口調で、徐々に温和な口調に変化させていく。というのがベストな流れです。

いきなり口調が変わるのもおかしな話なので…4段階位に分けて行くと自然で、相手も話や助言、叱責を受け入れやすいものです。

  • 1段階 話始め
       「落ち着きつつも厳しい口調」
  • 2段階 どこで失敗したかを共に考える
       「引き続き厳しい口調であるものの褒める点で口調を変える」
  • 3段階 どうするべきだったかを考えさせる
       「厳しい口調から普通の会話の口調に」
  • 4段階 目標を定めてポジティブな気持ちで終わる
       「この話合いができてよかった!という前向きな気持ちで」

叱られる側はこの流れで話が進むと精神的な上昇思考になる事が多いので改善と成長へとつなげる事が出来る事が多いんです。

とはいえ、これは絶対!という事ではないのですが何度も同じ人を同じ理由で叱らなければいけない場合、5回に1回位程度は終始厳しい口調にする必要もあるかもしれません。

同じミスを繰り返す人には叱り方の流れは同じままに、口調は厳しくすることであなたの本気度が伝わるからです。

「叱る」「励ます・褒める」は一体

「叱る」「励ます・褒める」は一体

ここまで、人を叱るをテーマにお伝えしてきました。私が某都市の駅で案内係の教育担当をさせて頂く様になって感じるのは「叱る」と「褒める・励ます」は表裏一体だと思うのです。

「叱咤激励」という言葉、人を叱るとき、「叱咤」と「激励」は分けたものでは無く、同時に行なう一つの行為なんだなぁと実感します。

上手に叱ると人は間違いなく伸びます。そしてチームの絆は強くなります。
私の経験の話ではありますが、是非、後輩や新人の皆さんを上手に叱ってあげてくださいね。

HIKARUBLOG 高志ひかる

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